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尿路結石
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 突然起こるわき腹から下腹部にかけての激しい痛み
- 血尿
- 慢性的な腰痛
- 背中の違和感や痛み
- 冷や汗
- 吐き気、嘔吐
- 顔面蒼白
- 陰部の痛み
尿路結石とは

尿路結石は、尿の中に含まれている物質が腎臓の中で結晶をつくり、タンパク質などの有機物質と結合して固形化したものです。腎臓でできた結石が尿路に引っかかって痛みなどの症状を起こす病気を総称して「尿路結石」と呼び、腎臓結石、尿管結石、膀胱結石、尿道結石が含まれます。特に痛みが強いのが尿管結石です。尿管には細くなっている部分が3ヶ所あるため、小さな結石でも詰まりやすくなっています。結石が詰まると腎機能の低下につながりかねないため、早期の治療が重要です。
尿路結石の特徴
発症は中年以降の男性に多く、男女比は2:1です。日本人が生涯のいずれかの時期に結石を患う比率は、男性で15.1%(7人に1人)、女性で6.8%(15人に1人)となっています。近年は女性の患者さまや若年層の男性の発症も増加傾向にあり、この40年間で患者数は約3倍に増加しています。
尿路結石の原因とリスク要因
結石の主成分はカルシウムで、尿に含まれるカルシウム、マグネシウム、尿酸などが過飽和状態になって結晶化します。発症の原因は複雑で、体質や遺伝的要因の他、生活習慣が大きく関係しています。骨粗鬆症、脂質異常症、クッシング症候群、高カルシウム血症などの疾患も関連があります。
このような生活習慣が原因に
- 水分摂取量の不足
- 大食い
- 肉類の過剰摂取
- 糖分や塩分の過剰摂取
- 運動不足
- ストレス
- など
おはな泌尿器クリニックでの尿路結石への取り組み
検査・診断

当クリニックでは、症状や状態に応じて段階的な検査を実施しています。まず触診で圧痛や叩打痛の確認をおこない、尿検査で尿潜血反応を調べます。血液検査では腎機能や各種数値を確認します。画像診断として腹部X線検査、超音波検査、必要に応じて造影CT検査をおこない、結石の位置や大きさ、腎臓の状態をくわしく確認します。
治療方針
当クリニックでは、尿路結石でお悩みの患者さまの状態に応じて最適な治療法をご提案いたします。経験豊富な専門医に加え女性医師も在籍しており、男女別の待合室を設けるなど、プライバシーに配慮した診療環境を整えています。
結石のサイズによって治療方法が異なります。
5mm以下の小さな結石 | 薬物療法と生活習慣指導で自然排出を待つ |
---|---|
5mm~1cmの結石 | 状態に応じて経過観察か砕石治療を選択 |
1cm以上の結石 | 砕石治療 |
予防と生活習慣の改善
尿路結石は再発率が高いため、以下のような予防が非常に重要です。おはな泌尿器クリニックでは、患者さん、お一人ひとりの生活習慣に合わせた、具体的な予防アドバイスをご提供しています。症状でお悩みの方は、早めにご相談ください。
- 水分摂取を1日2L以上心がける
- カフェインや糖分を含まない水や麦茶を積極的に飲む
- 塩分、糖分、脂肪分の多い食事を控える
- 食物繊維を十分に摂取する
- ホウレン草、紅茶、チョコレート、ビール、レバーなどの摂取を控える
- 就寝前3時間は固形物を控える
- 就寝前にコップ1杯の水を飲む
- バランスの良い食生活を心がける
- カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを適度に摂取する