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尿道炎
こんな症状でお悩みではありませんか?
- 排尿時の違和感やかゆみ
- 尿道のムズムズ感やヒリヒリ感
- 排尿時の痛み
- 頻尿
- 尿道からの分泌物や膿の排出
- 尿道の奥や出口の痛み
尿道炎とは

尿道炎は、細菌感染や尿道の粘膜に傷がつくことによって引き起こされる病気です。クラミジアや淋菌などの性感染症が原因となることが多いですが、その他の細菌による感染でも発症します。男性は尿道炎のみを発症しますが、女性は尿道が短いため、通常、膀胱炎と同時に発症することが特徴です。大人だけでなく子供も、細菌が尿道の入り口から感染して発症することがあります。
早期発見・早期治療が非常に重要
尿道炎を放置すると、深刻な合併症を引き起こす可能性があります。特に男性の場合、精巣上体炎(副睾丸炎)や前立腺炎に進行することがあります。また、適切な治療をおこなわないと尿道狭窄となり、排尿に支障をきたすようになります。このような合併症を防ぐためにも、早期発見・早期治療が非常に重要です。
尿道炎の種類と特徴
淋菌性尿道炎
性行為から2~7日の潜伏期間の後、尿道口から濃い膿が多量に出て、強い排尿痛を伴うのが特徴です。近年は経口抗菌薬が効きにくい菌が増えており、注意が必要です。
非淋菌性尿道炎
性行為から1~3週間の潜伏期間の後、尿道口から薄い膿が少量出て、比較的軽い排尿痛を伴います。約半数はクラミジアが原因です。その他、大腸菌、腸球菌、マイコプラズマ、ウレアプラズマなどの細菌、ウイルス、トリコモナスなどの原虫が原因となることもあります。
感染経路と注意点
主な感染経路は性行為によるものですが、通常の性行為だけでなく、オーラルセックスでも感染することがあります。その場合、パートナーの咽頭に病原菌が潜んでいる可能性があります。
おはな泌尿器クリニックでの尿道炎への取り組み
当クリニックでは、患者さまの症状や不安に真摯に向き合い、適切な診断・治療をご提供いたします。症状でお悩みの方は、恥ずかしがらずに早めにご相談ください。
検査
当クリニックでは症状に応じて段階的な検査を実施いたします。
まず基本的な検査として尿検査を実施します。
培養検査で淋菌の存在を確認したり、遺伝子検査でクラミジアや淋菌の遺伝子を検出したりします。特に淋菌性尿道炎の20~30%にクラミジアの混合感染がみられるため、両方の検査を同時に実施することをおすすめしています。
治療方針
原因菌によって使用する抗菌薬が大きく異なります。当クリニックでは、また、耐性菌の少ない効果的な抗生剤を選択し治療をすすめております。
淋菌性尿道炎 | 注射薬による単回投与療法 |
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クラミジア性尿道炎 | 経口抗菌薬を7日間内服(一部薬剤では単回投与も可能)。 |
その他の尿道炎 | 原因に応じた適切な抗菌薬を処方 |
治療上の注意ポイント
- 尿道炎の症状が改善しても処方された抗菌薬は最後まで服用してください
- 治療後は必ず完治確認の検査を受けるようにしましょう
- パートナーの同時治療が必要な場合があります
- 治療中は性行為を控えてください
- 十分な休養と水分補給を心がけましょう
- 感染予防には適切なコンドームの使用が重要です
診療体制

当クリニックでは経験豊富な専門医に加え女性医師が在籍しており、女性の方も安心して受診いただけます。また、男女別の待合室を設けることでプライバシーにも配慮しています。