コラム

男性不妊症

2025.05.26

厚生労働省によると、2021年に不妊の検査や治療を受けたことがある夫婦の数は「約4.4組に1組」となっており年々増加しています。不妊の原因は、女性にも男性にも可能性があります。WHO(世界保健機関)の報告では、不妊の原因の約半数は男性側にあるとされています。

当院では男性側の問題点を調べ、必要であれば治療を行います。
詳しく問診をしたうえで、必要な検査を提示いたします。

<検査>

1)精液検査・・・精子の数、元気な精子が多いか

2尿検査、エコー検査、触診・・・精巣・陰茎や前立腺などの泌尿・生殖器に異常がないか

3血液検査・・・精子形成に必要な成分やホルモンのチェック

4)その他・・・CT,MRI,造影レントゲン検査,勃起機能検査など

以上の検査で問題点を探します。

<検査結果と治療>

造精機能障害

乏精子症/精子無力症

治療)漢方、ビタミン剤、血流改善薬、ホルモン治療などを組み合わせます。
数か月で効果判定します。

 

精索静脈瘤

治療)手術(精索静脈を結紮)が可能な病院を紹介させていただきます。

 

性機能障害

勃起不全(ED

治療)薬物療法(自費)やカウンセリング(心療内科)

 

精路通過障害

先天性精管欠損/精管閉塞

治療)手術(精路を再建したり精子を採取)が可能な病院を紹介させていただきます。

また、検査をしても原因がよく分からないこと、治療を受けてもすぐに良い結果が出ないこともあります。
不妊治療を行うときは、お互いへの思いやりを大切にして二人でよく相談しながら治療に取り組んでいきましょう。

お電話

06-6836-8700